2級FP(2025年1月)

2025年1月実技《問13》入院給付金 【FP2級過去問題解説】

問題

安西さんは、2024年中に肺がんおよび急性肝炎により合計3回入院をした。下記<資料>に基づき、安西さんが契約している医療保険から、2024年の入院について受け取ることができる入院給付金の合計日数を答えなさい。

なお、安西さんはこれまでにこの医療保険から一度も給付金を受け取っていないものとする。
日本FP協会 2級ファイナンシャル・プランニング技能検定実技試験(資産設計提案業務) 2025年1月 問13を加工して作成

[安西さんが契約している医療保険の入院給付金(日額)の給付概要]
給付金の支払い条件:入院1日目から(日帰り入院含む)支払う。
1入院限度日数:60日
通算限度日数:1,095日
※3大疾病(がん、心疾患、脳血管疾患)による入院は、支払日数無制限である。
※180日以内に同じ疾病で再入院した場合、1回の入院とみなす。

解答:131日
肺がん1回目29日+急性肝炎60日+肺がん2回目42日

3大疾病による入院

肺がんにより29日入院し、退院してから169日後に再度肺がんにより42日入院しています。

給付概要より、入院給付金は1回の入院につき60日を限度に、入院1日目から支払われます。なお、180日以内に同じ疾病で再入院したときは1回の入院とみなされますが、3大疾病による入院は支払日数無制限のため、71日分の給付金を受け取ることができます。

急性肝炎による入院

急性肝炎により82日入院していますが、1入院限度日数は60日です。

●受け取ることができる入院給付金の合計日数
肺がん1回目29日+急性肝炎60日+肺がん2回目42日=131日