FP3級・2級どちらの試験でも必ず出題される係数の問題です。

 ライフプランニングで使用する6つの係数は、一定の条件で複利運用するときの計算をまとめた値です。複雑な計算式を覚えなくても、基になる金額に係数をかける(乗じる)だけで簡単に試算できるようになっています。

 文章で書かれるとややこしいですが、どんなときにどの係数を使うのか、問題を解きながらしっかり覚えていきましょう!

過去問を解いてみよう

問題一覧(解答付きPowerPointプレゼンテーション)

問1

 一定の利率で複利運用しながら 一定期間経過後の元利合計額を試算する際、 現在保有する資金の額に乗じる係数は、 終価係数 である。

もっちー

問1は ○ です。

2%の利率で複利運用しながら、5年後の元利合計額を試算したいとき、現在保有する資金(100万円)×終価係数1.104=110万4千円のように使います

問2

 一定の利率で複利運用しながら 一定期間、毎年一定金額を積み立てた場合の 一定期間経過後の元利合計額を試算する際、 毎年の積立額に乗じる係数は、年金終価係数である。

もっちー

問2も ○ です。

2%の利率で複利運用しながら 毎年100万円を積み立てた場合の3年後の元利合計額を計算したいとき、100万円×年金終価係数3.06=306万円のように使います

問3

 一定の利率で複利運用しながら 一定期間、毎年一定金額を受け取るために必要な元本を試算する際、毎年受け取りたい金額に乗じる係数は、資本回収係数である。

もっちー

問3は ×

一定の利率で複利運用しながら 一定期間、毎年一定金額を受け取るために必要な元本を試算する際、毎年受け取りたい金額に乗じる係数は、年金現価係数です。

例) 2%の利率で複利運用しながら、今後20年間、毎年100万円を受け取りたい場合、100万円×年金現価係数(20年) 16.351現時点で必要な元本は1,635万円です。

資本回収係数は、現在の元本から毎年受け取れる金額を試算するときに使います。

例)受け取った退職金1,600万円を今後20年間、年利2.0%で複利運用しながら毎年年末に生活資金として取り崩す場合、現在の元本1,600万円×資本回収係数(20年) 0.061毎年取り崩すことができる金額は最大で976,000円となります。

問4

 一定の利率で複利運用しながら 一定期間経過後に目標とする額を得るために必要な毎年の積立額を試算する際、目標とする額に乗じる係数は、減債基金係数である。

もっちー

問4は ○ です。

2%の利率で複利運用しながら 3年後に300万円を用意したい場合、300万円×減債基金係数0.3268毎年の積立額は98万円

問5

 住宅ローンの利用を検討している者が 年間返済額から借入可能額を試算する際、 年間返済額に乗じる係数は、年金現価係数である。

もっちー

問5は ○ 

「年金現価係数」は、毎年の返済額から借入可能額を試算するときにも使われます。

例)毎年の返済額120万円で、固定金利2.0%の住宅ローンを組む場合の借入可能額は
 25年ローンなら 120万円×年金現価係数(25年) 19.523 約2,343万円
 30年ローンなら 120万円×年金現価係数(30年) 22.396 約2,688万円
 35年ローンなら 120万円×年金現価係数(35年) 24.999 約3,000万円となります。

逆に、借入金額から、毎年の返済額を試算したいときは「資本回収係数」を使います。

問6

 老後の生活資金を準備するため、一定の利率で 複利運用しながら一定期間経過後に目標とする額を得るために必要な毎年の積立額を試算する際、 目標とする額に乗じる係数は、年金終価係数である。

もっちー

問6は ×
毎年の積立額の試算は、『減債基金係数』と覚えておきましょう

*日本FP協会 2級ファイナンシャル・プランニング技能検定学科試験
 2023年9月 問2を加工して作成(問1~問4)
 2024年5月 問2を加工して作成(問5・問6)

問7

 元金を一定期間、一定の利率で複利運用して 目標とする額を得るために、運用開始時点で必要な元金の額を試算する際、目標とする額に乗じる係数は(    )である。

  1. 現価係数
  2. 減債基金係数
  3. 資本回収係数

(日本FP協会 3級ファイナンシャル・プランニング技能検定学科試験 2023年1月 問31)

もっちー

① 現価係数 です。

2%の利率で複利運用しながら 5年後に100万円を貯めたい場合に、目標金額100万円×現価係数0.9057現在必要な元金は905,700円と計算できます

問8

 一定の利率で複利運用しながら 一定期間、毎年一定金額を受け取るために必要な元本を試算する際、毎年受け取る一定金額に乗じる係数は、(     )である。

  1. 減債基金係数
  2. 年金現価係数
  3. 資本回収係数

(日本FP協会 3級ファイナンシャル・プランニング技能検定学科試験 2023年5月 問31)

もっちー

② 年金現価係数
「毎年一定額」「必要な元本」がキーワード

問9

 毎年一定金額を積み立てながら、一定の利率で複利運用した場合の一定期間経過後の元利合計額を試算する際、毎年の積立額に乗じる係数は、(      )である。

  1. 資本回収係数
  2. 年金終価係数
  3. 減債基金係数

(日本FP協会 3級ファイナンシャル・プランニング技能検定学科試験 2024年1月 問31)

もっちー

一定額を積み立てながら」とあるので ② 年金終価係数

問10

 一定の利率で複利運用しながら 一定期間経過後に目標とする額を得るために必要な毎年の積立額を試算する際、目標とする額に乗じる係数は、(      )である。

  1. 現価係数
  2. 資本回収係数
  3. 減債基金係数

(日本FP協会 3級ファイナンシャル・プランニング技能検定学科試験 2024年5月 問31)

もっちー

③ 減債基金係数 です

まとめ